育児休業興味あるけど、取得して意味あるのだろうか…。
育児休業取るのに会社への申請大変だし、同僚や上司の目も気になるんだよな…。
興味や関心はあるものの、イマイチ必要性について、
はっきりイメージできない人いませんか?
後ろ暗い気持ちになって、取得しないで終わりそうな人いませんか?
- 今年始めに第一子が生まれる
- 去年から育児休業の申請、業務上の調整を行い取得
- なんとなく育児開始したらとんでもなく大変だったことを知る
- その後の育児の考え方が変わる 育児休業終了後も在宅ワークを活用しながら育児・家事を行う
昨今、男性の育児休業は取得しやすい世の中になっています。
なぜなら世界中でダイバーシティの考え方が定着しつつあり、
育児による男女差の見直しが進んでいるからです。
僕も育児休業って何するのか、一体何が学べるのかイメージが湧きませんでした。
この記事では育児休業の仕組みの説明から、取得すると何がよいのかなど、
僕の経験も踏まえ、まるっと育児休業にまつわることをすべて解説したいと思います。
この記事を読めば育児休業のイメージがつき、
前向きに育児休業取得、子育ての大事さがわかるはずです。
そもそも育児休業って?
育児休業制度について解説していきましょう。
1歳未満の子を養育するための休業制度。
子供1人につき1回取得可能。
保育所に入所できないなどの場合最長2年。
正社員以外のパート・アルバイトの方も取得可能です。
- 入社1年以上
- 子が1歳6ヶ月に達するまでに労働契約が終了し、更新されないことが明らかでないこと
→ これは子が1歳6ヶ月に達するまで契約が今後も続くということです。
男性が取得した場合はパパ休暇と呼ばれ、特典のようなものもあります。
供が生まれてから8週間以内に育児休業を取得し復帰した場合、特別な事情がなくても1歳までの間にもう一度2回目の取得が可能。
パパママそれぞれ取得する場合は、パパママ育休プラスという特典があります。
両親がともに育児休業を取得する場合、子供が一歳2ヶ月に達するまでの間に休業可能。
*下記の厚生労働省のYoutubeを参考に記載しまた。
https://www.youtube.com/watch?v=oke59MDP0kM
*令和3年より法律が改正され、条件・内容が一部緩和されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html
パート・アルバイトの方でも取得できる、というのは良いことですね!
該当しないケースもありますが、雇用契約に終わりの兆しがなく、普通に働いている方は誰でも取得可能です。
どのように育児休業を取得できるか
会社勤めの方は基本的には人事部などに問い合わせれば、手続きを代行してくれるはずです。
そうでない方はハローワークに行きましょう。
必要な書類は下記です。
提出書類
- 雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書
- 育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書
- 賃金台帳、労働者名簿、出勤簿又はタイムカード等
- 母子手帳など育児を行っている事実を確認できる書類
- 住民票(必要なとき)
- 育児休業給付支給申請書
- 賃金台帳、出勤簿又はタイムカード
僕の場合は会社の人事が代行してくれたので、上記初回の箇所にある2と4のみで済みました。
書き方が分からない場合は会社かハローワークに尋ねましょう。
不備があると書類の返送、描き直しで取得が遅れたり、一から申請し直しになる可能性もあります。
周りの目が気になる
育児休業を取りにくいと感じる方もいるかと思います。
各会社のカルチャーで理解に温度差があるので、取得しやすさは全然違いますよね。
僕の体験談をお伝えします。
僕の会社は育児休業推進しているので、比較的取得しやすい会社です。
しかしなぜか上司だけは理解が乏しい方だったので、話を進めるにあたり壁がありました。
一方で同じ時期に第一子が生まれた学生時代の同級生は、育児休業に前向きでなかった職場だったため、取るのが大変だったようです。
そう、僕ら2人とも取得にあたってはひと悶着した組でした。
そういった状況でしたが、お互いの最優先は家族です。
取りにくいからやめよう、そこでやめた結果しわ寄せがいってしまうのは奥さんで、一人で大変な目にあってしまいます。
結婚して夫婦になるということは、何が起きてもお互い支え合うことが大事です。
また自分たちが取得することにより、次の世代も取得していけたら、どんどん取得しやすい環境に変わっていきます。
将来の世代のためにも、絶対に育児休暇取ろうと、友人とラーメン屋で決意し、それぞれ休業しました。
仕事の調整どうやったか
こちらも僕の体験談になりすが、出産の半年以上前から職場に伝えました。
伝えたあとも定期的に、育児休業の件はほのめかして忘れられないように心がけました。
そうすることで、同僚も自分の業務を気にかけてくれ、進捗等の把握もしてくれ、引き継ぎもスムーズにいきました。(むしろ実質引き継ぎなしでした)
引き継ぎ資料もだいぶ前から作っていて、何度か同僚へ配信。
時間が進むにつれて、資料をアップデートしていき、また配信と、常に状況が分かるようアップデートと配信は忘れず行っていました。
関係者へも3ヶ月くらい前から育児休業の件と、引き継ぎは誰になる、ということは周知し、周りの地固も進めました。
そういう活動の結果、休業取得前は、全員状況が分かっていて、そのまま休業に突入できましたね。
このように段取りが大事です。
事前の周知徹底と、休業中みんなが困らないように資料の準備を念入りに行いましょう。
育児休業のメリット、デメリット
もちろん良いことだけでなくデメリットも存在します。
ここでは具体的なメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
メリット① 生まれたばかりの貴重な時間を長く過ごせる
生まれたばかりはとーっても貴重です。
新生児と呼ばれる期間はたった1ヶ月だけで、赤ちゃんは3ヶ月ごとに変化の波が来ます。
うかうかしてると、あっという間に首も座りはいはいしだしますよ。
また一番大変なのは、新生児〜3ヶ月くらいまでです。
特に奥さんは夜は何度も授乳で起こされ、昼も寝る回数が多いので寝かしつけが大変です。
出産後はすぐに十分な母乳がでないのでミルクが必要ですし、このミルクを作るのもすごく手間なこと!
そこに旦那さんがいると、とても心強いです!
僕の場合は2ヶ月目から一ヶ月間休業しました。
その間は午前中は奥さんに寝てもらいすべての育児と家事担当、午後は奥さんに子供をみてもらいすべての家事を担当、という分担で乗り切りました。
本当に最初の3ヶ月はみるみる体も顔も変化していくので、一緒にいると新たな発見がたくさんです。
この期間は本当に貴重なので、ぜひ育児休業取得して、奥さんと一緒に大変な時期を乗り切ってください。
メリット② 育児でやることを覚えられる、大変さが知れる
育児と一言で言うとやることが漠然としていますが、僕の感覚ではほとんどはこれらです。
- 授乳・ミルク
- オムツ替え
- 寝かしつけ
- お風呂
*遊びは月齢によるので除外
見るとこれだけか、と思いますが、この間に家事が割り込んできます。
また時間が変則的なので、段取り、時間通りに終わらすのがすごく大変です。
例えば、
- 泣き出す→授乳・ミルク→オムツ替え
- と思ったら、またおしっこしてオムツ替え
- そんなこんなしていたら、洗濯機が終わって干さないと
- 干そうとしても子供が泣き止まず作業に取りかかれない
- そのうち自分もトイレに行きたくなるが、トイレにすらいけない
- 気がつけば昼になり、一体いつに昼食食べよう
- と思ったら、また次の授乳・ミルク…永遠のルーチン
まさにカオスです…。
ご飯食べる時間に迷い、トイレすら満足に行けません。
僕は当時、このままだと膀胱炎とかになるのでは?とヒヤヒヤしていました。
でもこれってやってみないと分からないんですよね。
遠目から見ると、うまく効率考えれば時間コントロールできるんじゃない、と思われるのですが、時間は子供が握ってます。
ぜひ育児休業取得してもらって、この大変さを経験してみましょう。
そうすると、奥さんの大変さが身にしみて分かります。
また家族を大事にしようという気持ちになります。
メリット③ 今後の育児に前向きに取り組むことができる
メリット②の経験を身を以て知ると、その後の育児に無関心でいられなくなります。
子供の成長のために何が必要なのか調べる癖が付きますし、何か地域の子供のイベントにも積極的に参加するようになります。
奥さんが育児で大変なときに、家事を積極的に自発的にやるようにもなります。
僕の場合は、全ての家事を請け負ってるので、毎日料理・洗い物・洗濯物をやってます。
毎朝起きた瞬間から家事が始まり、夜22:00くらいにようやく一息つける感じです。
(その時間にブログをコツコツやっている)
疲れますが辛いと思うことはなく、前向きなモチベーションがなくなることはありません。
これも全て子供と家族のためになりますしね!
メリット④ 最高にかわいい
気がつけばもうすぐ生まれて半年経ちますが、可愛さ愛くるしさは日毎に増えていきます。
この赤ちゃん特有のかわいさは本当にあっという間なんだろうな、と思います。
その貴重な、人生でそう何度もない瞬間に、休業して一緒にいられるのは何より大事です。
もちろんずっと一緒にいると、かわいいだけでは済まないのですが、そう思っても少し離れてまた一緒にいるとやっぱりかわいいと思ってしまいます。
また生まれたばかりは1〜2週間毎に大きさ・体重・しぐさに目に見える変化があり、見てて楽しいですよ。
これらの実感も休業して時間ができて一緒にいられるからこそ分かることだと思います。
デメリット① 休業を取る前の仕事の調整が大変
デメリットの1つ目は、やはり休業前の仕事の調整です。
大体の方はまずは一ヶ月取得するかと思いますが、一ヶ月いなくなるというのは、引き継ぐ方も引き継がれる方も事前の段取りが必要です。
休業前から一緒に仕事をしながら状況やように業務のやり方を把握してもらい、自分が休業になった際にも迷惑が掛からないよう努める必要があります。
日頃の業務をこなしながら並行して進める必要があるので、労力がかかります。
デメリット② 休業明けの仕事に戻るのが大変
2つ目は休業明けの業務です。
大体、一ヶ月〜二ヶ月取得する方が多いかと思いますが、中々普通に会社員生活しているとそんな期間を休むこともなく、戻ったあとの社会復帰が大変です。
まずは仕事をするという感覚に適応すること、最新の業務状況を把握すること。
また一方で今までとは違い、仕事だけではなく家事・育児もついてくるので、その点も踏まえたライフワークバランスの確立が不可欠です。
デメリット③ 休業期間中は所得が下がる
休業中は会社から給与が支払われることはなく、雇用保険から支払われます。
その際、月給通りではなく、月給の67% × 休んだ日数分が支払われます。
月額面 250,000円
20日間育児休業取得した場合
*1ヶ月は通常30日として計算
250,000円 × 67% ÷ 30日 × 20日 = 100,500円
上記の通り働いているときよりも、所得は下がります。
またその入金日は、休業が終了して大体2〜3ヶ月後に振り込みになるため、休業中お金が心許ない方は、事前に貯金等をしてお金を確保しておく必要があります。
育児休業取ってよかったか
僕は本当に取得してよかったです!
短い貴重な時間を子供のそばにいれて幸せでした。
何より育児の大変さを知れたというのは、これからの夫婦生活において、お互いの大変さを理解するとても重要な経験だったと思います。
また育児をやることにより、父親の育児の良いところ取りにならず、辛いこともしっかりこなせたのが自分の子育ての自自信にも繋がりました。
まとめ
最後にまとめです!
子供を育てるために取得できる休業制度。
どのように育児休業を取得できるか
大体は会社が手続きしてくれるが、不明な点は会社の人事や、
ハローワークに相談してみよう。
メリット
- 生まれたばかりの貴重な時間を長く過ごせる
- 育児でやることを覚えられる、大変さが知れる
- 今後の育児に前向きに取り組むことができる
- なによりかわいい
デメリット
- 休業を取る前の仕事の調整が大変
- 休業明けの仕事に戻るのが大変
- 休業期間中は所得が下がる
今回の休業を通じて感じたことは、もっと日本が育児休業が当たり前の国になってほしいということです。
イクメンという言葉が浸透して久しいですが、日本以外の国では当たり前に男性も育児に参加しています。
イクメンという言葉がどれだけ育児に参加していない、できないということを露呈しているか、とそんな気がしてなりません。
まだまだ日本は育児休業が取得しずらい労働環境、そんな文化が改善される日を祈るばかりです。
この記事を読んで一人でも多くの方が育児休業を積極的に取得し、本当に短く貴重な時間をお子さんと一緒に過ごされるのを願っています!!
ではまた!
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